1981年にアーケードで稼働した固定型アクションゲーム。
ファミコンのローンチソフト(新しくゲーム機を発売する際、同時に発売されるゲームソフト)のひとつである。ドンキーコングシリーズの初作でもある。
ジャンル | アクション |
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発売元 | 任天堂 | |
開発元 | 任天堂 | |
発売日 | 1983年7月15日 | |
価格 | 3,800円 |
ゲームシステム
アーケード版のステージは4面構成だったが、容量の問題から、アーケード版のベルトコンベアー面 が削除され3面構成となっている。
全3面をクリアすると再び1面から始まるループ制となっていて、周回数が上がるにつれ敵の攻撃が激しくなる。
樽や敵に触れたり、落下するとミスとなる。また、各ステージには制限時間が設けられていて、時間内にステージをクリアしなければならない。クリアすると、その時点での残り時間がそのまま得点に加算される。
操作方法
十字ボタン | 主人公の移動 |
Aボタン | ジャンプ |
Bボタン | 使用しません |
セレクトボタン | ゲームモードの選択 |
スタートボタン | ゲームのスタート |
登場キャラクター
▶マリオ(主人公)
ドンキーコングにさらわれた恋人のレディを救い出す。
アーケード版の発表当時はキャラクター名はなく、続編「ドンキーコングJR.」でマリオと名づけられた。この名前がファミコン版などにも反映された形である。
▶ドンキーコング
タルを投げて主人公を妨害する巨体のゴリラ。元々はペットとして飼われていたが、主人公をからかうために彼の恋人をさらい、工事中のビルへ逃げ込んだ。
▶レディ
ドンキーコングにさらわれた、主人公の恋人。各ステージにバッグ、帽子、傘を落としていく。
評価
アーケード版に存在した25m・50m・75m・100mなどの高さの表示は無くなっている。
スタート時やステージクリア時のデモが省略され、最終面クリア時のBGMも2種類から1種類に減らされていて、1面で放り投げられる火薬樽が普通の樽と同じグラフィックになり、挙動も1段ずつひっかかりながら真下に落ちるか毎回同じジグザグに落ちる2種類のみとなっている。
また、先述したように、容量の問題から3面構成となっている。しかし、機能の縮小はあるもののアーケード版に近い形での移植度の高さが画期的であった。