1982年にアーケードで稼働した固定型アクションゲーム。
ドンキーコングの息子「ドンキーコングジュニア」が主人公となり、マリオに幽閉された親ドンキーコングを助けに向かう。
ファミコンのローンチソフト(新しくゲーム機を発売する際、同時に発売されるゲームソフト)のひとつである。「ドンキーコング」の続編になる。
ジャンル | アクション |
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発売元 | 任天堂 | |
開発元 | 任天堂 | |
発売日 | 1983年7月15日 | |
価格 | 3,800円 |
ゲームシステム
全4面で構成されており、クリアすると難易度が上がった1面にループする。
前作はジャンプがメインだったが、本作はツルを上り下りするアクションが特徴的である。ツルを上るときは2本のツルを両手でつかむことで速く上昇し、下りるときは1本のツルにしがみつくことで一気に下降できる。
ステージに配置されている果物を上手く使って敵を攻撃し、ステージを攻略する。
▶ステージ1
マリオから放たれるワニを避けながら最上部を目指す。ワニには二種類(赤・青)があり、青はツタに沿って落ちるのみだが、赤はツタから落ちないよう上下に移動する。
▶ステージ2
前半は動くロープを使って進み、後半は鳥を避けつつツタを渡ってゆく。ジャンプ台や動く床など、さらにアクション性が高くなっている。
▶ステージ3
足場を流れる電流やマリオが流す電流を避けつつ一番上の足場まで登る。赤い電気は床・天井となる場所を回転移動し、青い電気は上から下へ降りてくる。
▶ステージ4
鎖に付いている6個の鍵を上のカギ穴に全て挿し込むことで、親ドンキーを閉じ込めていた檻を解放してクリアとなる。
操作方法
十字ボタン | 主人公の移動 |
Aボタン | ジャンプ |
Bボタン | 使用しません |
セレクトボタン | ゲームモードの選択 |
スタートボタン | ゲームのスタート |
登場キャラクター
▶ジュニア
前作の悪役であったドンキーコングの息子であり、本作の主人公。
▶パパ / ドンキーコング
前作でのレディの役目と同じ。
▶マリオ
本作の悪役。常に鞭を持っており、鞭を叩いて敵キャラクターをジュニアに突撃させる。
▶スナップジョー
赤色・青色の機械ワニ。1面と4面の敵キャラクターである。
▶ニットピッカー
2面ではワシの姿で登場し、飛行する際に卵を投下する。4面ではカラスの姿で登場する。
▶スパーク
オレンジ色もしくは青色の電気物体で、3面の敵キャラクター。
評価
ファミリーコンピュータへの移植の際に1面カットされた「ドンキーコング」とは異なり、本作品の移植版は削られることはなかった。
蔓の掴み方によって移動速度が変わるゴリラらしいアクションや、ステージごとに多彩な変化のある仕掛けで飽きさせない作りが特徴。
前作と違ったゲーム性により、ハードの売り上げにも貢献する人気タイトルとなった。